荒川・扇大橋でのべ竿テナガエビ釣り – 東京の夕暮れに揺れるしもりウキ

2021年6月 荒川(扇大橋)でテナガエビを釣る

2021年6月上旬。
梅雨入り前の蒸し暑い夕方、涼しい風に誘われて荒川・扇大橋のほとりへ。
舎人ライナーの足立小台駅から歩いて10分ほど。
日が傾くにつれて川面が黄金色に染まり、心地よい風が頬を撫でる。
そんな静かな時間に、のべ竿を伸ばしてテナガエビ釣りを楽しんだ。

目次

仕掛け

のべ竿:RGM spec.3 180R
道糸:ナイロン(1号程度)
ウキ:しもりウキ
オモリ:ガン玉
針:テナガエビ
エサ:赤虫

しもりウキ仕掛けの魅力

小さなウキがぷかぷかと浮かぶ。
テナガエビ釣りの定番スタイルだが、この仕掛けの“待ち時間”が面白い。
赤虫を小さなハサミでつかんだテナガエビが、ゆっくり岩陰へと引き込もうとする。
その微かな動きを見極め、「今だ」と思った瞬間に軽く合わせる。
その瞬間の“手応え”こそ、この釣りの醍醐味だ。

荒川の夕景と釣り場の風情

荒川は川幅が広く、見晴らしが良い。
沈む夕陽が川面に反射し、都会とは思えない静けさが広がる。
昔はここを多くの船が行き交っていたという。
東京の水路の歴史を思うと、この流れの音にもどこか懐かしさを感じる。

扇大橋周辺のポイント

釣り座を構えたのは西岸側。
岸際には、流れを和らげるために大きな石をネットで包んだ防護壁が並んでいる。
ここがテナガエビの絶好の隠れ家にもなるが、同時に仕掛けが引っかかりやすい難所でもある。
ちょっとしたストレスもまた、自然の一部として受け入れたい。

テナガエビ釣りの楽しさ

テナガエビは警戒心が強く、餌をつかんでから食べるまでに時間がかかる。
この「間」を楽しむのがこの釣りの真骨頂。
ウキがわずかに揺れたあと、スッと沈み込む瞬間の緊張感。
あの独特の“間”と“引き”を一度味わうと、やみつきになる。

素揚げで味わう、東京の川の恵み

釣ったテナガエビは、1週間ほど水に入れて泥を吐かせる。
その後、キッチンペーパーで水気を取り、シンプルに素揚げにして塩を振るだけ。

香ばしく揚がったテナガエビは、サクサクとした殻の食感と、濃厚な旨味が口いっぱいに広がる。
東京の川で釣ったとは思えないほどの美味しさ。
まさに“夕暮れのご褒美”だ。

日常の中の小さな冒険

テナガエビ釣りは、道具も場所も手軽。
のべ竿一本あれば、都心でも自然と向き合える。
ウキの揺れに心を預けながら、風と水の音に耳を澄ます時間。
そんな静かな釣りこそが、忙しい日常をそっと癒やしてくれる。

2021年6月 荒川(扇大橋)でテナガエビを釣る

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この記事を書いた人

主に関東でのべ竿を使って釣りをしています。

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