夏の秋山川でヤマメ釣り – 木漏れ日と清流に包まれる時間

2024年8月上旬、真夏の陽ざしの中でも秋山川の渓流はひんやりと涼しい。
深呼吸をすれば、木々の香りと湿った苔の匂いが混ざり合い、体の内側から整っていくようだ。
陽の光が差し込むたび、岩肌の苔が鮮やかに輝き、水面には光の粒が踊る。
そんな夏の秋山川を、のべ竿を携えてゆっくりと釣り上がっていった。

目次

秋山川という渓

秋山川は山梨県上野原市を流れ、相模川の支流・桂川に合流する。
春の解禁から多くの釣り人が訪れる人気の渓で、澄んだ流れの中にはヤマメやイワナが息づく。
夏の盛りには水量が落ち着き、緑がいっそう深まる。
光と影が織りなす渓相はまるで一枚の絵画のようだ。

提灯釣りで狙う夏ヤマメ

秋山川は水深が浅く、頭上に枝が張り出している場所も多い。
そのため、短い道糸で狙う提灯釣りが最適。
仕掛けはシンプルで、魚との距離が近くなる分、緊張感のある釣りになる。

のべ竿:RGM spec.7 420
道糸:ナイロン1号
針:ヤマメ6号

竿を短く構え、岩陰や瀬の脇に餌を落とす。
自然に流れるように送り込み、目印が動いた瞬間、鋭く合わせる。
手元に伝わる“プルッ”という感触がたまらない。

光と水に包まれて釣り上がる

ウェーダーを履いて川の中をゆっくりと上流へ。
太陽に照らされた木の葉や石にむしたコケがなんとも美しい。
水の音、木々を抜ける風、鳥の声。
自然に包まれてのべ竿を出しているだけで、心が澄んでいく。

陽射しが差し込む一瞬、流れが銀色にきらめき、水面の揺らめきが岩肌を照らす。
その光景だけでも、この場所に来た甲斐がある。

ヤマメとの出会い

瀬の奥、岩の裏に餌を落とすと、目印が一気に引き込まれた。
鋭く合わせると竿が大きくしなり、糸鳴りが響く。
RGM spec.7 420で引き抜くと、銀色のヤマメが流れの中で舞い上がった。
25cmほどの見事な魚体。光を受けて虹のように輝く。
この瞬間のために、渓へ通う釣り人は後を絶たない。

釣果と余韻

この日は3時間ほどでヤマメ2匹。
数は少なくとも、ひとつひとつの出会いが濃い。
夏の渓流で感じた清涼な時間は、都会に戻っても心に残る。

ヤマメは塩焼きで味わう

釣れたヤマメは、やはり塩焼きが一番。
内臓を取り、軽く塩を振ってじっくりと焼く。
香ばしい皮の香りと、淡白で上品な白身の甘みが広がる。
山の空気と共に味わうその一口は、まさに夏のご褒美。

夏の光と渓の記憶

夏の秋山川は、命の輝きに満ちた場所だった。
木漏れ日、苔、流れる水、そしてヤマメ。
そのすべてが光に包まれていて、時間がゆっくりと流れる。
釣りを通して自然と一体になる。
そんな贅沢を教えてくれる渓流だった。

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この記事を書いた人

主に関東でのべ竿を使って釣りをしています。

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